ケルトを聴きながらフィンランドに憧れて

北欧、フィンランド、ケルト音楽が好き。家事全般苦手なずぼら主婦が日々の暮らしや家事育児について。たまに昔話。

朝露

自然を崇拝していた頃

我々は神秘に触れることができた

自然を畏れていた頃

我々は安らぎを求めることができた

 

そして今

我々は崇拝し

畏れていた自然を

他人事のように破壊している

我々は神秘も安らぎも手離した

ただ怒りを受け続ける

 

我々の後悔の涙は

自然にとって朝露でしかない

 

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これは、もののけ姫にはまっている頃書いた詩です。

思いっきり感化されてますね(笑)

青春時代の詩

私は学生時代、小説家とか詩人に憧れていました。

本を読むのがすごく苦手なくせに、小説のネタや詩を書いては自己満足の世界に浸っておりました。

 

この頃、断捨離しているので、実家にあった自分の詩集などを見つけて、慌てて引き上げてきました(笑)

今、読むとちょっと恥ずかしいものばかり。

特に恋愛もの(^_^;)

 

でも、結構素直な詩もあったりして、ちょっとずつアップして、自己満足に浸り、原本は捨てようと思います。

このまま取っておいて夫に見られたら恥ずかしいし、さらに娘達にも見られたくないし(^_^;)

 

もし、暇でしたらご覧になって下さい。

 
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トイレの消臭剤、これからしばらく買わずに済む!

トイレの消臭剤をよく安売りや特売で買ってましたが、これからしばらくは買わずに済みそうです

 

私が買っていたのはこれ


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スーパーで98円で買ったんですが、これは中のビーズが段々小さくなり

消臭効果が無くなるというタイプです。

 

 

トイレに置いてあったものが、だいぶビーズが小さくなっていたので

 

あー、そろそろ変え時かなと思いましたが

ふと、このビーズが水で膨らむのを聞いたことがあるので

思い切りジャーっと水を入れると

 

案の定、もとの形状に戻りました。

 

でも、匂いはいまいち。

 

そこで、ずっと使っていなかった香水を数回かけてみました。

 

すると、消臭剤としてみごと復活!!

 

20代の頃に買ったものの、なかなか使わず、また捨てるのも惜しくて活用されなかった香水。

 

こうして再利用出来て嬉しいです!

 

しかも自分の好きな匂いだし(*^^*)

 

もし、使わない香水が眠っていたら、是非やってみてください(^-^)/

 

 

 

映画「東京オアシス」見ました

かもめ食堂」を見てから小林聡美さんが好きになったのでかもめ食堂シリーズの「東京オアシス」観ました

東京オアシス


昨日「めがね」を見て見終わったあと消化不良な感じで

レビューを読んで納得していきましたが

今回の「東京オアシス」も消化不良と言えば消化不良でしたが

登場人物に「めがね」ほどの謎がなくて

私はぼーっと見れました




レビューに「どんどん劣化していくシリーズ」と書かれてあり

確かに「かもめ食堂」のようにはいかないなと感じました



冒頭で東京の町並みがずーっと映し出され

なかなか話が進まないなーと思ったら

やっと加瀬亮が出てきて

その後、加瀬亮の彼女になったような目線でコンビニを買い物出来るので

加瀬亮のファンの方はいいかもしれません



何か間延びしてる映画だな・・・と思っていると

いきなり加瀬亮が道路に向かってダッシュ!!

道路に飛び出しそうな女性を助けます

その女性が小林聡美さん演じるトウコです



急にハッとなり映画に引き込まれそうでしたが・・・

喪服で自殺をしそうな女性を車に乗せて運転する加瀬亮

トウコと意味不明な会話が続きます

せっかく引き込まれそうになりましたが

詩を詠んでるようなセリフが

何となく鼻についてイラッとしました




この場面の小林聡美の演技も鼻につくように感じました

夜明けの海のシーンはCMっぽい感じで

CMだったら良かったんでしょうけど

この女性は一体何をしたいんだ・・・と思いました




次の場面は原田知世さんが元脚本家で今は映画館で働く女性キクチとして出てきて

女優であるトウコと以前仕事を一緒にしていたようで

キクチとトウコが会話をします

この時の小林聡美さんの演技はすごく自然体で

いつもの感じだったので嫌いにならずに済みました(^_^;)

そのくらい冒頭の加瀬亮とのシーンは鼻につきました・・・



このキクチとの会話や映画館で働くもう一人の男の子の会話から

トウコは今はあまり仕事のない女優なのかなと想像できました



場面が変わり動物園のシーンでは

5浪している浪人生のヤスコと出会います

二人の会話も所々詩的ですが

世間話のような中にふとそんなセリフがあるので

とてもすんなり聞くことが出来ました

動物園を回りながら会話をする二人はほのぼのしてとても良かったです




最後にトウコが清々しい顔で「私は行くよ!」と言って

ヤスコが「どこへですか?」と尋ねると

痛いくらいにヤスコの腕をポンっと叩いて行くトウコ

スタスタと軽快に歩く後ろ姿を見て

「私も」と笑顔でつぶやくヤスコ

このラストシーンはとっても良かったです




最初の加瀬亮さんとのシーンはあんまり好きじゃなかったけど

あとの二つはほのぼのとして静かな前向きさがあって良かったと思います



このチームの映画は他にも「プール」「マザーウォーター」があるらしいので見てみたいですね

映画「めがね」の感想

かもめ食堂の萩上直子監督作品ということで「めがね」見てみました

めがね (映画) - Wikipedia


かもめ食堂から引き続き小林聡美さん、もたいまさこさんが出演しています


見終わった私は何か消化不良で

「めがね」のレビューを読みながら少しずつ納得したような感じです


レビューを見て一番納得したのは

「BGMのような映画」

でしたね




登場人物がみんな謎なんですよね

主人公のタエコは人と関わるのが苦手というか嫌という感じで

「私は結構です」ばっかりでした

宿の主人ユージやかき氷屋のサクラは人のことを詮索しないし

マイペースですね



そのユージはサクラのかき氷を食べなかったらここにはいなかったという
意味深な発言

タエコも携帯の繋がらない場所に行きたかったとか

地球なんてなくなってしまえばいいのにと思ってたとか

何かに絶望したんでしょうか

ほのぼのとした話だったけど

登場人物はみんな何か暗いものを持っているように感じました

それがあまりにも謎過ぎて

それぞれの関係もあやふやだし

何一つハッキリしたものがなくて

それが消化不良だなと感じたのかもしれません



いきなり登場してタエコを「探しましたよ先生!」と言うヨモギも謎でした

タエコとどんな関係なのか

なぜ後から来たヨモギの方がこの場所に馴染んでるのか

そして最後にサクラが再び現れた時なぜ後ろに一緒にいたのか

まさか春の風物詩の擬人化なんですかね???

サクラとヨモギ・・・・




ハルナも謎でした

「死にたい。かわいい男子がいないと生きている意味なんてない」

っていうのが口癖だったり

サクラとタエコが仲良く話すのを嫌がったり

ユージが「高校の生物の先生なんですよ」と言ったので

ハルナだけは少し正体がわかったような・・・わからないような・・・




いろんな場面で登場人物が肝心なことを言わないので

ちょっとイラッとしました(笑)

でも、先ほどのレビューのようにBGMだと思えば

あんまり深追いしないほうが楽しめる映画なのかなと思います

う~ん、でもヨモギとタエコの関係がすごい気になる・・・



「メルシー体操」というのをサクラが先生みたいな感じで

みんなと一緒にするんですが

もたいまさこさんの体操が本当に可愛くて面白くて

この体操の動きを見るだけでもほっこり笑ってしまいますね




小林聡美さんの「ワタシは最高にツイている」というエッセイも先日読んでいて

その中で「めがね」の撮影時の事を書いていましたが

撮影中も「島病」というなんとも心地いい脱力感に俳優陣達がなっていたようで

映像のゆったりした空気は実際の現場の空気だったようです

1ヶ月間、島に滞在して撮影したようで

みんなで島のスーパーや100均に行ったり犬と戯れたり

かなりゆったりのんびりを満喫して

島の一部になったような感覚になったと書いてありました

東京では忙しい日々なので

この映画の撮影中はまさに「夢のような時間」だったようです




あと、食事のシーンが多いのですが

かもめ食堂の時と同じフードスタイリスト飯島奈美さんが務めているので

とーーーっても美味しそう!!

↓こちらのサイトで食事の紹介をしています
ほぼ日刊イトイ新聞 - かもめとめがねのおいしいごはん




さて次は「東京オアシス」を観る予定です(^O^)

スピッツ「春の歌」

今週のお題「わたしの春うた」

私の春うたはスピッツの「春の歌」

スピッツ / 春の歌

もうこれは本当に爽やかすぎますね

スピッツの世界観が満載です


これが発売されたのは2005年との事。

え・・・もう13年も前の歌なんですね。。。

2005年は社会人2年目。

稼いだお金は実家暮らしだったので少し実家に入れて

あとは自分の好きなように使える

おまけに学生時代のように宿題や課題はなく

家に帰ってきたら母がご飯を作ってくれ

お金も時間も自分のためだけに使える幸せな人生でした・・・


・・・と言ってもこの頃もそれなりに悩みはありましたけどね

でも、今はそんな時期があったなぁと懐かしく思い出すだけ

「春の歌」を聞くとちょっと胸がきゅっとなりながらも

爽やかな春風を感じながら地元を散歩したりしていた

あの頃の自分を思い出します

かもめ食堂 読了

群ようこ著「かもめ食堂」読みました

映画を先に観ていたので

内容はわかっていましたが

原作も面白くてスラスラ読めました

 

群ようこさんの本は3冊目ですが

普段本を読むのが苦手な私も

どんどん読み進められます

 

映画はすでに食堂を始めているサチエからスタートしてて

なぜフィンランドで食堂をしているか

背景がわかりませんでしたが

原作でそれがわかって嬉しかったです

 

  • サチエが様々な料理を習得していたこと
  • 日本では食品会社に勤めていたこと
  • いつか自分の店を持ちたいと貯金していたこと
  • 宝くじで1億円当たったこと
  • お父さんの道場に昔フィンランド人がいたこと
  • そのフィンランド人を頼ってお店を開店出来たこと

 

あとは、映画にも出てくるフィンランドの青年トンミくんが

原作ではなかなかキャラが濃くて笑えました

映画も良いキャラでしたが

原作のトンミくんは更に面白いです

 

しかも最初はサチエに恋心を持っていて

38歳だとわかったときの落ち込みように

つい笑ってしまいます

 

みどりさんのことを

「ミッドーレさん」と言うし

自分の名前を漢字で書いてもらったら

何度も練習する可愛らしい面もあります

 

「豚身昼斗念(トンミヒルトネン)」を練習してたんですよね(笑)

ガッチャマンで一喜一憂する姿も笑えます

 

みどりさんがフィンランドに来た理由も

指を指したというのは映画でも言ってました

でも日本で何をしてたのか

なぜ「来てやらないわけにはいかなかったんです」と涙したのか

詳しくはサチエも聞かないんですよね

 

根掘り葉掘り聞かないで受け入れるサチエがまた素敵だったんですけど

原作ではミドリの背景もわかり

そうだったのかーと思いながら読みました

 

てっきり男関係でやけくそになって

フィンランドに来たのかと思ってましたが

そうではなかったです

 

ミドリがとっさに口走った

「国立ムーミンフィンランド語学院」にも

笑えました

 

映画でも少しマサコが自分の事を話しますがもっと詳しく背景も原作でわかります

マサコは映画の方がしゃんとした感じで

もたいさんが演じたからか

飄々としていたのが良かったですよね

 

映画は終始ほのぼのとした雰囲気で

とても良かったですが

原作はクライマックスで泥棒と闘う所があったり

店を睨み付けていたフィンランド人のおばさんの旦那さんも帰ってこないままだったり

映画ほど、のほほんとはしませんが

原作の「かもめ食堂」もとても好きです

 

サチエのような芯が通った女性は良いですね

頑固なところはあるけど

他人に対してそれを押し付けず

自分はこうだけど

あなたも良いわねという姿勢が

すごく好きです