映画「東京オアシス」見ました
「かもめ食堂」を見てから小林聡美さんが好きになったのでかもめ食堂シリーズの「東京オアシス」観ました
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昨日「めがね」を見て見終わったあと消化不良な感じで
レビューを読んで納得していきましたが
今回の「東京オアシス」も消化不良と言えば消化不良でしたが
登場人物に「めがね」ほどの謎がなくて
私はぼーっと見れました
レビューに「どんどん劣化していくシリーズ」と書かれてあり
確かに「かもめ食堂」のようにはいかないなと感じました
冒頭で東京の町並みがずーっと映し出され
なかなか話が進まないなーと思ったら
やっと加瀬亮が出てきて
その後、加瀬亮の彼女になったような目線でコンビニを買い物出来るので
加瀬亮のファンの方はいいかもしれません
何か間延びしてる映画だな・・・と思っていると
道路に飛び出しそうな女性を助けます
その女性が小林聡美さん演じるトウコです
急にハッとなり映画に引き込まれそうでしたが・・・
喪服で自殺をしそうな女性を車に乗せて運転する加瀬亮
トウコと意味不明な会話が続きます
せっかく引き込まれそうになりましたが
詩を詠んでるようなセリフが
何となく鼻についてイラッとしました
この場面の小林聡美の演技も鼻につくように感じました
夜明けの海のシーンはCMっぽい感じで
CMだったら良かったんでしょうけど
この女性は一体何をしたいんだ・・・と思いました
次の場面は原田知世さんが元脚本家で今は映画館で働く女性キクチとして出てきて
女優であるトウコと以前仕事を一緒にしていたようで
キクチとトウコが会話をします
この時の小林聡美さんの演技はすごく自然体で
いつもの感じだったので嫌いにならずに済みました(^_^;)
そのくらい冒頭の加瀬亮とのシーンは鼻につきました・・・
このキクチとの会話や映画館で働くもう一人の男の子の会話から
トウコは今はあまり仕事のない女優なのかなと想像できました
場面が変わり動物園のシーンでは
5浪している浪人生のヤスコと出会います
二人の会話も所々詩的ですが
世間話のような中にふとそんなセリフがあるので
とてもすんなり聞くことが出来ました
動物園を回りながら会話をする二人はほのぼのしてとても良かったです
最後にトウコが清々しい顔で「私は行くよ!」と言って
ヤスコが「どこへですか?」と尋ねると
痛いくらいにヤスコの腕をポンっと叩いて行くトウコ
スタスタと軽快に歩く後ろ姿を見て
「私も」と笑顔でつぶやくヤスコ
このラストシーンはとっても良かったです
最初の加瀬亮さんとのシーンはあんまり好きじゃなかったけど
あとの二つはほのぼのとして静かな前向きさがあって良かったと思います
このチームの映画は他にも「プール」「マザーウォーター」があるらしいので見てみたいですね